全国初、稲城市が開始
東京都稲城市は一日、高齢者の介護関連のボランティア活動をポイント換算し、現金に換えて介護保険料の支払いにあててもらう「介護支援ボランティア制度」を開始した。ボランティア活動を通じて元気高齢者の生きがいづくりや介護予防につなげ、その「評価」として介護保険料の負担を軽減するねらいだ。市が同制度を提案して二年。国は、保険料の減免を認めないとする介護保険制度の原則などを理由に実施を先送りしてきたが、今年五月、この仕組みを認める通知を出し、今回全国で初めて実現した。
対象は六五歳以上の稲城市民。市社会福祉協議会に登録し、主に介護保険施設で行われる食事の配膳・下膳、散歩、移動介助、入居者の話し相手など市が指定する事業・活動でのボランティアを対象とする。活動を終了すると、一回一時間の活動に対して一つのスタンプを事業者が介護支援ボランティア手帳に押し、一日二回分までの活動を評価。スタンプを市社協でポイントに換算。一〇〜一九回で一〇〇〇ポイント、最大五〇〇〇ポイントが付与される。年に一回、現金化を希望する者が高齢福祉課に手帳を提出し、介護保険料の未納や滞納がない場合に、年間最大五〇〇〇円分の現金が口座に振り込まれる。すでに事業側は特養、NPOなど九団体、市民側は約七〇人が登録しているという。(以下略)